リツイートで誹謗中傷も犯罪に?規制が増えているSNSの今後
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SNS の普及により、有名人ではなくても誰でも世の中に向けて意見を言うことができるようになりました。
誰でも簡単に情報発信をすることは大きなメリットのようにも見えますが、それによって嘘の情報や嫌な情報なども簡単に広まってしまうという問題も起こっています。
またSNSでは本名を名乗る必要もないため、どんな意見でも気軽に言えるので、たとえその内容が誰かを傷つけてしまうようなことでも書けてしまうのは誹謗中傷という問題にも発展してしまいます。
SNSが無かった頃は悪口を言うときは自分が言っていると言うことを誰かに知られるものでした。ところが今は実際の世界でどんなに天使のような人もひどい言葉を書き殴ることができる時代です。
本人が特定さてないと言うだけで、人は奥底にしまってある悪魔の部分を呼び起こすことができます。
それではもし、誰かを傷つけている、または嘘の情報をリツイートして拡散に関与してしまった場合は罪に問われるのでしょうか。
また、コメント欄で発言者を罵倒したりする誹謗中傷は許される行為なのでしょうか。
今のところSNSでの判断基準は難しくケースバイケースではありますが、罪に問われる場合もあるので発言、リツイートには責任を持てるように心がけましょう。
SNSでのリツイートや誹謗中傷の罪
ツイッターで他人のツイートを単にリツイートしただけで名誉毀損になるという裁判所の見解が示されました。
誹謗中傷に関しては、書き込みが名誉毀損として裁かれた例はあったものの、コメントもないただのリツイートでもその意見に同意したということで、名誉毀損の判決が出たのです。
シェアやリツイートは自分の意見を書き込むわけではなく、すでにある情報を拡散する行為です。
クリック一つで出来てしまうためあまり深く考えずにこの機能を利用する人も多いのではないでしょうか。
私も時々、あ、この人いいこと言っているなと思ったらリツイートすることもありますし、面白いと思ったらシェアもします。
例え同意したわけでもなく、単にこんな意見の人もいるよ、と他の人に知らせるためのリツートだとしてもそれは、「賛同する行為」と取られてしまうのです。
目にした投稿が面白いからとすぐにリツイートして拡散するのではなく、リツイートが法的責任も伴う行為であるということを肝に命じて利用しましょう。
特に誰かを傷つけるものや、嘘、信用を損なうような投稿の場合は転載、拡散に十分気を配っていく必要がありそうです。
SNSでの誹謗中傷に対する規制はあるの?今後はどうなるの?
SNS上での発言に規制をかけるにはこの憲法に配慮する必要があります。
既存の法律でも、一定の誹謗中傷やプライバシーの侵害、業務妨害に当たる表現や脅迫については、その削除請求や発信者の開示請求が認められています。
つまり、このような表現に関しては自由は保障されていません。
誹謗中傷により命を落とす人もいます。このような悲劇を繰り返さないために、SNS上の名誉毀損や侮辱等を意図したコンテンツの投稿行為に対する声明が出されました。
SNSの規制の内容は?
その内容は、まず他人への嫌がらせや個人に対する名誉毀損などの投稿を禁止し、利用規約にも明記するというもので、禁止事項を把握した場合サービスの利用停止などの措置を徹底するというものです。
これによって、少しでもSNSから誹謗中傷の書き込みを無くそうという事ですね。
人によって受け取り方も違います。
冗談で言っているつもりがそう受け取られなかったりもします。
本人から直接聞くより、他人から伝わった方が傷つくように、スクリーンに書き出された言葉は冷たくも感じられるのです。
どんな場合においても悪口を言ったり、ひどい言葉を投げかけるのは、その言葉を発している本人にとっても決していいことではありません。
SNSの書き込みはもっと考えたうえで・・・
どうせ同じ時間と労力を使って発言するのなら、みている人が幸せになる言葉を記した方がいいのではないかと私は思います。
時々、正義感満載で発信していてそれが人を傷つけている投稿を見かけることがあります。そして知らないうちに加害者になってしまう場合もあります。
そんな時のため、加害者になることを防ぐための啓発や被害者の支援活動にも取り組むようにもなりました。
今後は発信者の特定を容易にするための制度も改正されていく予定です。
これは、匿名だからと面白半分で嫌がらせをすると個人を特定されて罰せられる可能性が高くなるということです。
リツーイトの誹謗中傷は犯罪? まとめ
近年、ツイッターを始めとするSNSは人と人の繋がり方を変えました。
これはもっと便利にするものであって、人の心を傷つけるためのものではありません。
匿名で発言できるのも、立場や状況を気にせず自由に自分の言葉を発する場にするシステムであって好き放題悪口を言うためのものではありません。
もっと楽しく便利にSNSを使えるようにひとりひとりが人として責任を持った発言ができるといいですね。
SNSはもう私たちの生活の一部です。
発言する前に読んでいる人の気持ちを考えてから投稿しましょう。
せっかくこんなに便利に、いろんな人と繋がることができるようになったのですから、もっと楽しく幸せに、そして有意義にSNSを活用していきたいですね。