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ゲーム規制条例が全国に広がる可能性は?香川県の動きに要注目!

皆さんはゲームお好きですか?

私は実は、ゲームをあまりやらない幼少期を過ごしてきました。

小学校時代にDSでぷよぷよとおいでよ!どうぶつの森をやり、最近やっとスマホパズドラマリオカートをやるかやらないかくらいのゲームレベルです。

そんな私でも気になったのが、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」です。

 

 

香川県のゲーム規制条例、具体的にどんな内容なの?

ゲーム規制条例


 

2020年4月1日から施行されたゲーム規制条例。

具体的な内容としては、県内に住む中学生以下は21時まで、高校生は22時まで、及び、平日は一日60分まで、休日は90分までにプレイ時間が制限されます。

21時・22時以降にプレイしたからと言って罰則はなく、各家庭の親御さんにお子さんが規定の時間を過ぎてゲームをプレイしないように促すという趣旨のものです。

当初はゲームとスマホの両方に適用される予定でしたが、様々な批判などを受けてゲームのみ適応となっています。

 

WHOがゲーム禁止条例の発端!?

 2019年にWHOが、ゲーム時間や頻度を自分で制御しきれなかったり、日常生活に支障をきたすくらい熱中してしまうほどのゲーム依存を「ゲーム障害」として疫病に認定しました。

ゲームのやりすぎによって大脳の前頭前野の活動が低下し、子供がキレやすく、反社会的になりやすい「ゲーム脳」という意見を元に、ゲーム規制条例の制定が進められたと言います。

しかし、実はこの「ゲーム脳」、科学的根拠はないのです。

更に具体的に、ゲームのやりすぎが原因による成績の低下は見受けられず、プレイ時間の制限(60分及び90分)にも科学的根拠はないまま制定されています。

謎の多いゲーム禁止条例 

他にもこの条例の制定に関して気になる点はあります。

この条例を制定するに当たって募集された「パブリックコメント」に送られたコメント数は約2600件、うち8割の賛成意見のほとんどがコピペなど、同一人物から送られたと思われる平均35字程度の文章でした。

それに対し、約300件の反対意見は1400字ほどの、「どう反対なのか、なぜ反対なのか」などを具体的に書いた文章でした。

そもそも当初、議会はこの「パブコメ」を公表しておらず、公表したらしたで誤字やスペースの場所まで似たり寄ったりな文章、多数派工作ではないのか?という指摘もあります。

 

行政が決める必要性は?

ゲームを禁止に?

 この不透明で曖昧な中で作られた条例。

そもそも、世の中が複雑化している中、「これは良い、これはだめ」と白黒はっきり付けることも難しいはずです。

それを必ずしも「悪いもの」ではないゲームに対して、行政が規制するのはどうなのでしょうか?

今まで家庭ごと、環境ごとに決めてきた「ゲームに関するルール」を、県議規模で決める必要はあるのでしょうか?

 

この条例は親権やこどもの人権を侵害しようとするものではなく、各家庭におけるルールを話し合うきっかけになればと話す人もいますが、家庭でのコミュニケーションを作る話題作りがこのようなトピックで良いのでしょうか。

実際に家庭における会話にとどまらず、県議会相手に反対署名を集めて、専門家の意見を基に抗議活動を行っている10代20代の若者もいます。

弁護士会も廃止を求めており、今夏にも提訴されるとのことです。

県議会がどういった意図で制定を決めたのか真相はわかりませんが、少なくとも県内ではいまだに反対の声が多く上がっています。

 

そんなゲーム規制条約、今後全国的に制定される予定はあるのでしょうか?

 

 

ゲーム規制条約、今後全国に広まっていくのか…?

ゲーム規制条例は広がる?

 これだけ香川県内だけでも批判の声が多く上がっているゲーム規制条約。

県議会としては、将来的に国に法整備を求めることも視野に入れて香川県で試験的に施行したということもかもしれませんが、現状全国的にゲーム規制条例を有効にするという話はありません。

しかし、一度一つの自治体で制度化されると、全国区で同じような規制を制度化しやすくなるという意見もあります。

 

ゲームのプレイ時間を検証するのは困難?

 現状、条例を制定し、ゲームのプレイ時間に制限をかけたことによる正確なデータは取れていません。

というのも、3月上旬から新型コロナウィルス感染拡大防止のために全国で休校措置が取られました。

このタイミングで、必然ではありますが全国的にゲームのプレイ時間が大幅にアップし、平均1日4時間以上になりました。

ゲーム規制条例はその後の3月18日に可決、この時点では1日4時間以下に下がりましたが、4月16日の全国非常事態宣言発令と共に再び平均プレイ時間は上がり、1週間当たり30時間前後というデータもあります。

 

2月~4月の香川県のゲームプレイ時間は全国平均を下回ってはいるものの、予期せぬ緊急事態宣言により自宅で過ごす時間が大幅に増え、仮に学校に行っているときと同じだけ勉強したとしてもゲームを一日60分に制限するというのはなかなか無理があったと思います。

 

今後、香川県内でこの条例が続けられた場合、それによってどのようなデータが取れて、どのような人材が育つのか、目を離さずにしっかり見ていってほしいものです。

 

 

ゲーム規制条例が広がる可能性 まとめ

ゲーム規制の法律

「家族で遊べる」をコンセプトに発売された「スーパーファミコン」の誕生から36年。

スーファミで育った子供が大人になって、親になって、親子でゲームを楽しんでいるご家庭もたくさんあると思います。

ゲームを親子のコミュニケーションのきっかけとしているおうちや、ゲームを通して友達が出来たお子さんもいらっしゃるでしょう。

学校での憂鬱な出来事から開放されてゲームの世界でおもいっきり過ごすお子さんもいることと思います。

 

ゲームが引き起こす現象は決してネガティブなものだけではなく、ポジティブなケースもたくさんあります。

時代の流れに沿って、ゲームクリエイターやプロプレイヤーなど、ゲームにまつわる職業も増加してきています。

それにも関わらず、科学的根拠もないのに、頭ごなしに否定されるのでは納得しにくいと思います。

 

明治時代に小説が劣った趣味と非難されたり、戦後に映画が危険な文化とみなされていたのと同じように、ゲームがより多くの世代、多くの人から認められ、没頭できる環境が整うといいなと思います。

今後の動きには要注目ですね。