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密を避けて花火大会!新しい形の花火大会のあり方!実現は可能!?


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今夏及び、今後の「新しい生活様式」において課題になってくる「三密」の回避。

 

改めて、三密とは、

・密閉:室内の空気を入れ替えられない、換気ができない状態

・密集:大人数や、少人数でも狭い空間に集まること

・密接:人と人との距離が近くなること 

この3つで、これらを避けて感染症に備えることが必要になりました。

 

外出自粛期間中に、音楽ライブや演劇など、本来「生」で行っているエンターテイメントの多くが「配信」という形に変わり、この難を乗り越えようとしてきました。

新しいスタイルの事業形態を見つけ、成功してきた団体もありますが、願わくば、「ナマモノ」は「ナマモノ」で届けたい・観たいという人も多くいるでしょう。

そんな「エンターテイナー」たちの模索は続いてます。

 

夏の風物詩・花火を打ち上げる花火師たちの願いも同じです。

「新しい生活様式」に沿った花火の楽しみ方、花火師たちの努力と提案を見てみたいと思います。

 

 

「三密回避」で花火をみんなで同じ空を見上げる…

蜜を避けた花火大会

6月1日に行われた「Cheer Up! 花火プロジェクト」。

全国163に及ぶ花火会社が協力し、三密を避けるために打ち上げ場所や日時を一切公開せずに、全国の夜空に一斉に花火を打ち上げました。

開催目的はコロナ収束祈願でした。

もともと「悪疫退散祈願」として打ち上げたことが打ち上げ花火の起源とも言われており、復興を願う花火などが今までも多くあげられてきました。

 

本来なら春から夏にかけてが打ち上げ花火のピーク。

花火師たちは前年の秋頃から準備を行いますが、多くの花火大会が中止となってしまった今、丹精こめて作った花火は打ち上げられなければ廃棄するほかありません。

 

もちろん売り上げにならないので会社としては大打撃です。

しかし、廃棄にするのではなく、人々が顔を上げて楽しめるように、一日でも早く日常が戻るようにという願いが込められて、日本全国一斉に打ち上げる花火大会が行われました。

 

ベランダや庭などから鑑賞出来た家庭からは、写真や動画がネットに上げられ、地域的問題や時間帯都合で見られなかった人にもシェアされました。

 

このように、各家庭から見られる環境、「配信」という鑑賞方法、そして、ゲリラ開催することで三密を避けて開催できたケースもあります。

しかし、花火の醍醐味といえば、美しい光と、心に轟く大きな音、取り巻く環境全て含めて「花火を楽しむ」ということでしょう。

 

では、三密を避けながらも、実際に現地で花火を楽しむことはできないのか?

その方法を見てみましょう。

 

 

いけるか?できるか?「三密回避花火大会プロジェクト」に期待大!

3蜜回避の花火大会

岐阜市の「村瀬花火」が、徹底的に三密を回避した方法をとりつつ行う花火大会を計画しています。

 

取り入れられる方法・対策としては、

・事前に枚数限定の鑑賞チケットを販売し、チケット購入者にのみ詳細な場所を知らせる。

・公共交通機関の混雑を避けるため、自家用車での来場を義務付ける。

・ソーシャルディスタンスを保つために、2メートル間隔を保てるようにロープを配布、鑑賞エリアを6つに区切り、エリア外への移動禁止。

など、専門家の意見を取り入れながら独自のルールを制定しています。

 

また、鑑賞チケットを購入できなかった人向けのオンライン配信や、遠くからでも見えるように「大玉」を多く使うなどの案もあるそうです。

 

現場で実際に楽しめる人の数はどうしても少なくなってしまいますが、もしこれが成功すれば、中止を余儀なくされた他の花火大会やイベントへの開催の後押しにもなるかもしれません。

また、配信のみならず、花火という規模の大きさだからこその、「大玉を使って遠くの人にも少しでも光が届くように」という心遣いもとても素敵だと思います。

 

この花火大会が成功するかどうか、今後注目です。

 

 

新しい形の花火大会のありかた まとめ

花火大会のあり方

私は、その場の雰囲気を楽しむことも含めて花火大会が好きで、浴衣を着て見に行ったり、レジャーシートを広げて、お酒片手に、よく大きな花火大会を見に行っていました。

夜空に広がる煌びやかな光を見て、「すごーい!」「おー!きれい!」など声を上げながら鑑賞するのは、周りにいるのは見ず知らずの人たちだけど、その瞬間を共有している一体感が生まれてとても好きです。

 

「Cheer Up! 花火プロジェクト」が行われたとき、日本全体が同時に、同じ夜空に打ちあがる花火を見ているのだと思うと、個々は離れて家の中にいるけど、大きな「ひとつ」になっているような気がして、とても暖かい気持ちになりました。

 

しかし、気持ちの暖かさや優しさだけでは、花火業者やエンターテイメント業界全体の存続にはつながりません。

職人たちの伝統技術と、配信や情報共有など最新技術、そして鑑賞アイディアを併せて、今年は安全に花火を楽しめたら良いなと思います。

そして、日常が戻ったときに、再び多くの人で空一杯に広がる花火の感動を共有できることを楽しみに待ちましょう。


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