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アパホテルは安いのが売り!その割に利益を出せる仕組みがスゴイ


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清潔感のある客室に、驚くほど安い価格帯。ビジネスホテルの代名詞といっても過言ではない、「アパホテル」。

 

日本全国どこへ行っても、あの馴染みの看板を見ますよね。

 

その快進撃は留まるところを知らないアパホテルですが、ふとなぜこの安さでここまで利益を上げられているのか気になりませんか?

 

そこでここでは、アパホテルの快進撃の仕組みに迫ります。次の出張が少し楽しみになるかもしれません!

 

経営利益率は驚異の30%!快進撃の秘密とは 

ホテル

アパホテルの快進撃っぷりは、数字にも表れています。

 

都内のビジネスホテルは、全体的に好景気となっていますが、その中でもアパホテルは突出しています。

 

2015年度の実績では、売上高900億円に対して経営利益は272億円に達し、この利益率はホテル業界の中でも異例となっています。

 

それでは、ここまでの成長を見せるアパホテルの戦略について見ていきましょう。

 

 「一点突破」の集中戦略

 アパホテルの特徴として、ニーズの高い地区に集中して出店していることが挙げられます。

 

これにより、地域内のシェアを高め、ブランド力の向上につながるのです。これは「ドミナント戦略」とも呼ばれ、コンビニ業界でも取り入れられている戦略です。

 

 「逆張り戦略」

 時代の流れを逆行するような、「逆張り」もアパホテルならでは。

たとえば、2008年に起こったリーマンショックの影響で、地価が下落し上場不動産会社の倒産が相次ぎました。

 

アパホテルリーマンショック前に他社が不動産投資を加速させていくのと逆行するように、所有不動産を売却して銀行借入を返済し、難を逃れたのです。

 

そして、リーマンショック後に他社が地価の下落した不動産を売り急ぐ中、今度は逆に買いに走り、不動産を底値で購入することに成功します。

 

これは、アパグループ代表元谷外志雄氏のビジネスセンスにより成し得たものです。

 

 「勝利」するための地形選び

アパホテルの「勝利の方程式」となっているのが、「地形選び」です。

 

アパホテルの物件は、案外あまりよくない地形に建っていることが多いです。これにより、近隣の相場よりも割安にホテルを建設することができるのです。

 

さらに、銀行融資に頼らないのもアパホテルの強さ。一般的なホテルは、銀行融資を用いるので、銀行の判断によって建設している場合が多いのです。

 

しかし、アパホテルは自ら建設費用を工面しているので、次々と新たなホテルを建設することが可能です。

 

コスト削減も徹底!効率的にコストダウン

コスト削減

潤沢な利益を保有するアパホテルの、もう一つの戦略が「コストダウン」です。

経営だけでなく、コスト削減法も徹底しています。

 

普段何気なく利用している客室や施設にも、たくさんの工夫が潜んでいます。

 

シングルルームの広さ

アパホテルのシングルルームは、一般的なホテルより小さく作られています。これにより、部屋数を増やすことができるうえ、光熱費を削減することもできるのです。

 

また光熱費は、「アイドリングストップ」によって数時間で空調を止めることで、削減しています。

大浴場を設置

ホテル利用客にはあると嬉しい大浴場ですが、実はこれもコスト削減につながっています。利用客それぞれが客室の浴槽を使用するより、水道代が削減できるのです。

 

顧客満足度を上げつつも、コスト削減をするという戦略は見事としか言いようがありません。

 

アパホテルは安いのが売り!経営の仕組みは? まとめ

以上、アパホテルの戦略についてご紹介しました。

 

手軽でお馴染みのアパホテルですが、実はその快進撃は、利益率を上げるための血のにじむような工夫によって裏打ちされているのです。

 

しかし、利用する私たちはそのような戦略に気づくことなく、快適に利用できているのも驚きですね。

 

様々な工夫を重ねて成長したアパホテル

 

そして今後、コロナ禍の中でどのような経営方針を作り上げるのかも気になるところです。

 

 


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