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紅葉狩りはなんで「狩り」なの?昔の人は紅葉を拾っていたから!?


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暑い夏が終われば、山々を赤や黄に彩る紅葉が気になり始めます。

 

今年の紅葉狩りはどこに行く?なんて会話も耳にするようになりますよね。

 

ところで、こんな疑問を感じたことがありませんか?

 

桜を鑑賞する時は"お花見"というのに、なんで紅葉を鑑賞する時は"紅葉狩り"って言うんだろう。

 

今回は、そんな疑問をスッキリ解消します!

 

お花見と紅葉狩りという違いが生まれた理由や、狩るの持つ意味などについてご紹介します('ω')

 

花見はお花見、紅葉を見るのは紅葉狩り。違いが生まれたのはなぜ?

紅葉狩り

桜を見る時はお花見、紅葉を見る時は紅葉狩りという言葉を使うのが、現在では一般的になっています。

 

しかしかつては桜を見る時に、桜狩りという言葉を当たり前のように使っていた時代がありました。

 

紅葉狩りは昔も今も変わらずに紅葉狩り

 

一方で桜狩りという言葉は使われなくなり、お花見という言葉に。

 

平安時代に起きたある出来事がきっかけとなり、桜狩りという言葉が次第に使われなくなったと伝えられています。

 

どのような出来事がきっかけとなったのか、簡単にまとめてみました。

 

紅葉狩りと呼ばれるようになったきっかけ

平安時代の初期に、貴族達の間では、山に入り桜の枝を取ってくる桜狩りが大ブームになっていました。

 

実は桜狩りを楽しむ貴族達を見て、仁明天皇はうらやましく感じていたという事。

しかし、仁明天皇は身分が高いため、自由に外出することが許されませんでした。

 

そこで仁明天皇は、御所から桜を鑑賞できるように、庭に桜を植えました。

 

貴族達もそれを真似をして、次々と庭に桜を植えるようになります。

 こうして家から桜を鑑賞することが一般的になっていきました。

 

このため山に入って、桜の枝を狩る習慣がなくなっていったため、お花見という言葉を使うようになったと言われています。

 

紅葉狩りという言葉が現在も使われているのは、昔も今も紅葉を鑑賞する時は山に入る人が多いからでしょう。

 

平安時代からよばれている「紅葉狩り」狩るの意味とは?

現在、狩るという言葉は、主に次のように使われています。

 

▪猪や鹿など獣を狩る。

 

▪ぶどう狩り、梨狩り、潮干狩りなど。

 

実際に何か物を取りにいって、手に入れる時に、狩るという言葉が使われます。

 その他に、狩るには鑑賞するという意味もあります。

 

昔も今も、ほぼ同じ意味で使われています。

 

実際に辞書ではどのように定義されているのかご紹介しますね。

 

狩るの意味 国語辞典

 意味 山野に行って、花などの美しさを観賞すること。

 

使用例 桜狩りやもみじ狩り。

 

狩るの意味 古語辞典

 花・木・草・蛍などを求めてとったり、観賞したりすること。

 

 

蛍を鑑賞する時にも、狩るという言葉が使われていました。

 言われてみれば、現在でも"蛍狩り"という言葉を使う人がいますよね。

 

蛍狩りに行こうと言われて、えっ、蛍採るの…と勘違いしたことがあります(^^;)

 

狩るには、鑑賞する意味もあるということを頭に入れておきましょう。

 

紅葉狩りはなんで狩り? まとめ


 

今回は紅葉狩りの由来となった出来事についてでした。

 

平安時代の初期に貴族の間で大流行していた桜狩り。

 

桜を御所に植える貴族が増えたことで、桜狩りという言葉の代わりにお花見が一般的になったとの話を初めて聞いた時は、ものすごく納得することができました(^^)

 

現在はほとんど使われることのない桜狩りという言葉ですが、あえて使ってみるのも風情があってオシャレだなと感じますよね。

 

 

 

 

 


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