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アナゴは食べるけどウツボは食べない?似てる魚の関係と大きな違いは?


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突然ですが、あなたはアナゴとウツボを見分けられますか?

 

ここで、自信をもって頷けた方はあまりいないのではないでしょうか。

 例えば、水族館で泳いでいる状態の二匹を見ても、どちらがアナゴでウツボなのかわかりませんよね・・・。

 

しかし、料理として考えれば話は別です。

 アナゴと言えば、天ぷら、かば焼き、煮穴子、お寿司・・・など古くから日本人に愛される食べ方があります。

 

一方、ウツボはあまり食べる習慣がない魚です。

 

見た目は似ているのに、この違いはどこにあるのでしょう。

 そこで今回は、アナゴとウツボの大きな違いやその関係性についてご紹介します。

 

そもそもウツボは食べられるの?ウツボがあまり食べられない理由とは

アナゴとウツボ

まず、なぜアナゴは美味しく食べるのにウツボは食べないのか、という理由について見ていきましょう。
特徴や食べ方などをまとめてみました。

 

アナゴ

 ・特徴

見た目は、アナゴと違いウロコがありません。また生息地も、岩場に住むウツボと異なり、アナゴは砂地に生息します。

 

・食べ方

アナゴが食べられるようになったのは、遡ること江戸時代。

 

当時より、東京湾の羽田沖で多く捕獲されます。

 

よく似ている高級魚のウナギには劣るものの、EPADHA、タンパク質、ビタミンA・E、カルシウムなど豊富な栄養素が含まれます。

 

そしてウナギよりも淡泊でヘルシーなので、天ぷらなどの調理方法にも向いています

 

旬は6~8月ですが、こってりと脂がのるのは、10~12月と言われています。よって、蒲焼などの調理方法には冬の方が向いているでしょう。

 

ウツボ

・特徴

気性が荒く、「海のギャング」とも称されます。温暖な地域の浅瀬を好み、サンゴ礁や岩場に生息します。

 

・食べ方

実は、全く食用にされないわけではありません。四国近辺と和歌山県の一部では、郷土料理として愛されています。

 

その味は上質な鶏肉のような味わいで美味とされており、皮下のゼラチン質には女性に嬉しいコラーゲンも多く含みます。ただ、皮が厚いうえ小骨が多く、かなり調理に手間がかかります

 

干物が一般的ですが、たたきやしゃぶしゃぶ、竜田揚げといった食べ方があります。

 旬は、水温の下がる秋~冬です。

 

 

以上、アナゴとウツボ、それぞれの特徴について見てきました。

 

こうして見ると、ウツボが食用として一般的でないのは、「調理の難しさ」にあることがわかりますね。

 

そして強面なビジュアルとは裏腹に、実はとても美味しいという事実にも驚きました。

 

 

カレイとヒラメの違いは?アナゴ・ウツボの他にも!似て非なる魚たち

アナゴとウツボの違いはわかったけれど、実は他にも似た魚が・・・。

 そう、カレイとヒラメです。

 

見分け方として、「左ヒラメの右カレイ」という説が有名ですよね。とはいえもちろん、他にも違いはあります。

 

ここでは特に食べ方に注目していきましょう。

カレイ

 ・特徴

「カレイ目カレイ科」で、世界に100種ほど生息します。見た目は、ヒラメより小さい体で、有名な説の通り正面から見て目が右についており、口と歯は小さめ。

 

・食べ方

ヒラメよりよく獲れ、安価です。

 

優しい味と柔らかな食感が特徴で、煮つけやフライなどで気軽に楽しめます。お刺身よりも火を通して食べる方が美味しくいただけます。

 

ヒラメ

 ・「カレイ目ヒラメ科」で、世界に80種ほど生息します。見た目は、カレイより大きい体で、正面から見て目が左についており、裂けるように大きく開いた口と鋭い歯が特徴的です。

 

・食べ方

白身魚の中でも高級魚とされ、フレンチや割烹料理店でもよく見かけますよね。

 

アジやイワシを捕食するので、よく締まった肉質が特徴です。お刺身やお寿司には向いていますが、火を通すと固くなってしまいます。

 

アナゴは食べるけどウツボは食べない? まとめ

以上、よく似た魚の違いについてご紹介しました。アナゴとウツボ、カレイとヒラメの違いは想像以上に多くあるということがわかりました。

 

特に、ウツボが食用でも出回っていたことには驚きですよね。恥ずかしながら私は知りませんでした。四国の方、ごめんなさい。汗

一度食べてみたくなったという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ウツボを調理できるようになるには、2~3年修業が必要と言われ、限られた料理人のみが扱えるとのことなので、かなりレアな料理と言えるでしょう。

 

家庭で実践!・・・とはいかないと思いますが、四国に訪れた際には、ぜひウツボ料理を探してみてください。

 

また、ここで紹介した魚以外にも、似た見た目だけれど実は違う味わいをもつ魚が多くいます。

 

一見ほぼ同じ魚のように見えても、よくよく見ると、個性がとても豊か。

 

もし水族館やお寿司屋さんで見かけた時には、自分なりの違いを探してみても面白いかもしれませんね。

 

見て楽しく、食べても美味しい魚たち・・・調べれば調べるほど彼らの魅力にハマりそうです。

個人的にはまずはウツボを食べてみたいです!

 


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